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整形外科コラム
【コラム】痛み止めが効きにくい?
2022.11.28
痛み止めは強い痛みに効きにくい傾向にあります。
ジワジワとずっと痛みが続くようないわゆる「鈍痛」に効きやすく
ズキッ!!と一瞬の強い痛みには効きにくいです。
たとえ話をすると、
痛み止めを飲んで手の皮をつねっても痛みを感じにくいわけではありませんよね。
感じにくくするには麻酔のようなものが必要になります。
歯医者さんでもそうです。
歯を削る治療前に痛み止めを飲んでも治療中痛みはあります。
ですから、痛み止めを飲んできてくださいとは言われないと思います。
しかし、治療後にジワジワズキズキと痛みが続くものに対して痛み止めを処方されることはよくあると思います。
脚が重たくて痛い、じっとしていると痛みを感じるなどの痛みには効きやすいですが、
肩を後ろに引こうとするとズキっと強い痛みを感じたり、
体重をかけると膝が強烈に痛い!などという場合は薬の効果を感じにくい場合もあるかもしれません。
痛みの種類によって効きやすいものとそうでないものがあるというお話でした。
痛み止めの薬の種類は豊富にあり、
・炎症による痛みに効くもの
・炎症以外の痛みに効くもの
・神経からくる痛みに効くもの
・慢性的な痛みに効くもの
など、効果に差もあれば副作用もそれぞれ違います。
痛み止めが効きにくい、という場合はお医者さんにご相談くださいね。