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整形外科コラム
【コラム】野球肘、野球肩の治療
2022.08.15
今回は野球肘、野球肩について解説します。
小学生~中学生の野球をやっている子に多くみられる肘や肩の痛み。
バッティングでは痛くないのに、ボールを投げようとすると痛みが出現しやすいです。
ボールを投げる動作は
【肩→肘→手→指→ボール】
と力が伝わることでボールを飛ばすことが出来ます。
では、肩がうまく使えてないフォームだとするとどうでしょうか?
【肘→手→指→ボール】
となり、ボールは飛びにくく、肘~指に余計な負担がかかってしまいます。
上記の場合ですと、例えば肩が上手に使えるようにするために肩甲骨周りの筋力をトレーニングしたり、
肩や胸周りの柔軟性を向上させたりすることで肘~指の負担が減り、
その結果肘の痛みを改善させる、というのが治療の基本的な考え方です。
肘のケアも必要ですが、フォームの改善も重要なのです。
小学生~中学生で
・繰り返す投球に耐えられるだけの筋力がある
・柔軟性に問題がない
・肘や肩に負担がかからないフォームがきっちりと身についている
という子の方が珍しいわけです。
大人と違い、筋肉や骨、関節もしっかりしていないため、痛みが出やすいのは当然と言っても過言ではありません。
投球フォームからどこに問題があるのかを判断し、適切な運動やケアを行うのは専門家でないと難しいです。
当院のリハビリは野球のフォームからどこに問題があるのか判断し適切な運動やストレッチ、治療を行うことが出来ます。
今回は野球肘・肩をとりあげましたが、スポーツ関連で痛みが出たり上手く動けないような方は是非ご相談ください。