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整形外科コラム
【コラム】「痛いときって動かした方がいいですか?」
2022.08.08
腰や肩が痛い患者さんから
「痛いときって動かした方がいいですか?」
「痛いけど動かした方が治ると思って頑張って動かしていたけどいい?」
という質問をよくいただきます。
答えはNo。
基本的には痛くない範囲であれば動かしてOKです。
痛い動作はなるべく控えてください。
痛みの出る動作を繰り返していれば、痛みを強くしてしまう可能性が高くなってしまいます。
「え、でも動かさないと固まっちゃいませんか?」
と質問されることも多いのですが、
例えば、関節の炎症(関節内で赤くなって腫れて熱をもっているようなイメージ)があって痛みが出ている状態なら、
炎症をまず落ち着かせないと痛みはひかないわけです。
それにも関わらず、無理に動かしていたらいつまでも炎症が落ち着いてくれません。
痛めている(中に傷がある)場合でも、無理に動かしていたらなかなか傷が修復されません。
痛みがとれないと、どの道しっかり動かすことはできないわけですから、
まずは痛みが強い時は「痛いことはやらないこと」。
硬さはそれからでもとることは可能です。
「いかに痛みが強い時期を短く出来るか」
が、結局硬さが出来る前に治すことにもつながるわけです。
痛みは落ち着いたけど硬くて動かしにくい、といった時期になれば少しずつ動かし始める、というのがよいでしょう。
動かしていい時期かわからなければ、一度受診してみてくださいね。